棚田稲刈り体験

目の前にダム湖が見える山の中腹で、稲刈りを手伝わせていただきました。日当たりのよい、しかし傾斜のきつい山の斜面の棚田は幅が狭く、機械が入らない棚は全て手作業でした。小さな手鎌で1株ずつ刈り取って4株分が片手に入る精一杯で、8株分をひと束にして稲ワラで「くびる」のですが、初めて鎌を持つ私は「ひとおもい」には刈り取れず、4株分を片手に持ちきれず、ましてやひと束を「くびる」のももたもたしてしまいます。結局小さな棚田1枚分を収穫するのに、6〜7人で30分以上かかりました。

棚田での稲刈り

もう少し幅の広い棚田では、入り口や機械を回転させる四隅の稲を手刈りして、1列ずつ刈り取っていくバインダーを入れることができました。やってみる?と言っていただけて、喜んでやらせてもらいました。バインダーは乳母車のような大きさですが、思っていたよりはるかに重く、田んぼの足場も悪いのでグラグラしてしまい、稲の列を外れないように動かしていくこと、ましてや狭い棚田で機械を回転させるのも思ったよりずっと大変でした。

結局斜めうしろに農家の方がつきっきりで、全然手伝いになっていませんでした。ただ、後ろから押していくだけで次々と稲が刈られ、さらには自動でくびって束を横に並べていくことができる機械は、よちよち歩きの頃に使っていたパタパタとおもちゃが動く手押し車を彷彿とさせる楽しさで、ついつい田んぼを2周してしまい、その後時間ぎれで一緒に名古屋から来た仲間がバインダー体験し損ねてしまいました。S葉さんごめんなさい。   

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