「生涯学習フェスティバル」で感じた村のエネルギー

椎葉村を訪れる以前、椎葉村は日本の秘境だ聞いており、閉鎖的で、人口も集落を維持できな いようないわゆる限界集落をイメージしていた。しかし、中心市街地には少ないながらも商店や 食事処、民宿が並び、村落としての機能を果たしていた。

訪問二日目、私は「生涯学習フェスティバル」に参加した。発表をする小学生が口々に問題と して挙げるのは「人口減少」だった。もちろん人口減少は椎葉に限った問題ではなく、東京など を除いたほぼ日本全体の問題であるが、特に他の集落から孤立した立地のここ椎葉では、人口の 減少による集落の孤立化は深刻そうだ。  とはいえ、たった三日間の滞在だったが、元気な子供達の姿をよく目にした。行政も頑張って いるし、交流した村民の皆さんもみんな暖かく、よそ者である私たちを迎え入れ、歓迎してくれて いたように感じた。この村には素晴らしい自然や独自の興味深い文化、代々受け継がれている農 業や林業もある。  そして今回、村内での移動手段のない私たちの送迎や、観光地のガイドなど、地域おこし協力 隊の皆様にたくさんお世話になった。彼らの頑張りは、この村にたくさんのポジティブで新しい エネルギーを与えているように思った。この村の未来は明るい。

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